11月19日@初心者魔王

……ふぅ、助かった!

いやぁ、今回は結構本気で死ぬんじゃないかとヒヤヒヤしたぞおい。

昨日言ったとおり、今日はいつもの2倍頑張って農作業を半分の時間で終わらせて、<魔竜骨の釣り竿>を持って湖に行ってみたわけだ。

さあ、伝説級釣り竿の威力とやらをみせて貰おうか……と、湖に向かって釣り竿を振り下ろした瞬間、それまで何ともなかった釣り竿が急にキラキラ輝きだして、どんどん重くなっていって、手を離そうとしても何かの力でくっついたまま全然離れず、ついには私の体ごと湖の中に引きずりこまれていくという恐怖!!

必死にもがいて抵抗して顔だけ水の外に出しながら凌いでたのだが、いよいよ体力の限界で沈みそうになったその時。

見覚えのある声!

そう、ドラゴンとゴブリン登場!!

2人の力でなんとか引っ張り上げて貰って、私自身、そして釣り竿もなんとか無事だったぞ。

こりゃ、近いうちに大事な命の恩人に礼をしないとな。

それにしても、とんでもないじゃじゃ馬だなこの釣り竿は!

使いこなすまで……というか、普通に使えるまでかなり時間がかかりそうだが、もしマスターできれば本当にどんなものでも釣れそうな気がするなこれクックック……!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る