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  • 第2話 冬の誘いへの応援コメント

    『乱に至るまで』第2話は、「雪」という美しくも残酷な舞台装置を背景に、虞宝と王慶の進む道が決定的に分かたれる瞬間が痛切なまでの筆致で描かれており、深く心を揺さぶられる回でした。冒頭で描かれる少女と一家の悲劇は、単なる不幸ではなく「法の悪用」という最も卑劣な形で行われたことに背筋が凍る思いがし、法を守るべき役人が法を凶器に変えて命を奪い、約束を裏切るという凄惨な現実は、虞宝が抱く「吐き気」や「保身への羞恥」を通じて、読者にとっても避けて通れない重い問いとして突き刺さります。この凄惨な出来事が、王慶が起こす「乱」に対してこれ以上ない正当性と、時代に突き動かされる切実な熱量を与えています。
    殺気をみなぎらせて現れた王慶とそれを受け止める虞宝が、雪の降る関帝廟まで歩くシーンの緊張感は白眉であり、虞宝が「天意を得たな」と友の覚悟を肯定する一幕は、友として、そして時代を見つめる知識人としての虞宝の、ある種残酷なまでの冷徹さと深い愛が同居した鳥肌の立つような名シーンでした。王慶が放った「未亡人になったお前の妻は、俺がもらってやる」という不器用で乱暴な気遣いは、家族を守る道を選んだ虞宝を「腰抜け」と呼ばず、むしろその足枷を尊重して自分一人で業を背負おうとする王慶なりの最大限の友情の証であり、同じ義憤を抱えながらも「守るべき日常」を持つ者と「明日なき乱」へと飛び込む者の対比が、物語に歴史の裏側に埋もれた個人の物語としての深い奥行きを与えています。
    少女の凍死という「静かな死」が、王慶による厩舎襲撃という「動の乱」へと繋がっていく構成が実に見事で、友を欺けぬと言いつつも友を道連れにしない王慶の優しさが、かえって残された虞宝の孤独と覚悟を際立たせています。次は、反乱の首領として瞬く間に名を馳せていく王慶の凄まじい勢いと、役人としてかつての友を討伐する側に立たされるのか、あるいは政治的に利用されるのかという虞宝の苦渋の決断、そして以前息子に贈られた「あの剣」がどのような運命の皮肉をもって物語に再登場するのかを、ぜひ読み進めてみたいです。(2話分の感想を書かせていただきました。2話分の感想は届きましたか?内容を外しまくりの感想だったら本当にすみません。)

    作者からの返信

    2話分の感想、しっかり拝読しました!・:*+.\(( °ω° ))/.:+
    ありがとうございます!
    一つ一つこんなに丁寧に読んでいただけると思っていなかったので、正直申し上げていまも夢心地です(*´∇`*)
    完結はさせているんですが、不精してずっと放置してしまっていたので、PCを漁って続きを投稿したいと思います!
    本当にありがとうございます!!!

  • 第1話 虞宝と王慶への応援コメント

    読ませていただきました。
    『乱に至るまで』第1話、拝読いたしました。
    中国・宋代という混迷の時代を背景に、静かに職務を全うする小役人と、猛々しくも繊細な武人という二人の男の対照的な生き様が、秋の空気感と共にしっとりと描き出されており、物語の奥深さに一気に引き込まれました。
    竹簡の香りを愛で、墨が乾く時間に充実感を見出す虞宝の描写は、彼の清廉な人柄を象徴しており、読者にこの時代の「静」の手触りを鮮やかに伝えています。対照的に、練兵場で兵を叩き伏せる王慶が、友人の子供に泣かれることを真剣に悩んだり、自らの大切な「業物の剣」を託したりする姿には、豪放磊落な振る舞いの裏にある不器用な情愛と、己の未来をどこかで見限っているような物悲しさが同居しており、非常に人間臭い魅力に溢れていました。
    特に、平和な酒宴の席で虞宝の脳裏をかすめた「背筋の寒気」と、田虎や方臘といった不穏な名の連想は、忍び寄る「乱」の足音を象徴する演出として見事です。親から譲り受けた剣を「自分には妻帯はできぬから」と友の子に譲る王慶の決意は、彼が既に平穏な役人人生の枠組みから踏み出そうとしている予兆のようで、静かな晩酌のシーンが後に訪れる激動の時代への痛烈な序曲として響きました。
    清廉な竹の香りと、血と汗に塗れる棒術。この二つの対極にある情景がどのように交錯し、かつての友が「乱」という巨大な濁流の中でどのように対峙していくことになるのか、その運命の行方から目が離せません。
    次は、王慶が抱える「陰鬱な気」の正体が暴かれる凄惨な汚職事件の発生や、友の決起を知らされた虞宝が直面する役人としての葛藤、そして反乱の炎が広がる中で二人が再び言葉を交わすことになる、緊迫した再会の場面をぜひ読み進めてみたいです。

    作者からの返信

    うわあ((((;゚Д゚)))))))
    こ、こんなに丁寧なコメントありがとうございます!
    ずっと放置しているへぼ物書きですが、こんなに長文で応援コメントいただけるなんて思いもしなかったので、いまとても感情がふわふわしてます( ˙-˙ )
    ありがとうございます!
    続きを投稿して完結させますので、気長にお待ちいただけると幸いです!
    本当にありがとうございますヽ(;▽;)