第6話 職場復帰


やっと医師の許可がおり、職場へ復帰。また今日から頑張ろうと気持ちを入れ替えて会社へ向かいました。


朝礼が終わり仕事をしようと席に座ると、私の仕事のものが全部ありません。不思議に思って先輩達へ聞いてみると“全員で割り振ったから作業する必要はない”との返事でした。


私「あの、何かすることないですか?手空いてるので…」

先輩「いえ、大丈夫です。座っててください」


毎日この会話をすべての先輩方と繰り返し、結局1日何も仕事をさせてもらえず終わる。その繰り返しでした。その期間約1ヶ月。


だんだん、私はここに居てはいけない。周りに迷惑になる。仕事もさせてもらえないなら来ない方がマシだと思うようになりました。


その会社には相談窓口なども無かったので、1人でずっと考えて考えて…


旦那に

「私、今の職場辞めたい。妊娠報告してから仲良くしてた先輩たちからも冷たくされて、切迫になり自宅安静中もしつこいくらい電話が来て…やっと職場に戻れたと思えば仕事を全部取り上げられて…」

と打ち明けました。



旦那「うん、辛いよな。お腹の子のためにも今は仕事より体を大事にするべきだと思う。そんなことする人たちと一緒に仕事してたらいつまた切迫流産になるかわからない。辞めてもいいよ」


救われました。旦那の一言が胸にしみました。今までの出来事を振り返り自主退社する決心を決め退職願を出しました。


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