なんにでも点数をつけてしまうダメな私

早乙女りんご

第1話

プロローグ

私は今、私立佐倉学園に入学した。

うまくいきますようにって願いながら


-中学受験-

話は少し前に遡る。

私は、公立の小学校に通っていて居心地がとても悪かった。

理由は、話が合わないこともあったけど一番の理由は、私のせいだった

きっかけはわからないでもいつの間にかどんどん人を点数化してしまう。

はじめは、嫌なことをされたときに点数をしていたのに、だんだん初対面でも点数をつけてしまうようになってしまった

そんなに点数をつけることは別に悪いとは思わない、けど私はあることをしてしまい。ある子の傷になってしまった。

今でも新鮮に覚えてる

今から2年前の3月9日

私が小学4年生の時、私はある子と仲良くしてた。

ある子は、とてもとても仲がよかったから親友だったし、なんでも話していた。

でもそれがいけなかった。

なんでも話すというのは、好きな人とかテストの点とか嫌いな人とかそんな単純な話ばっかりそして3月9日の前日3月8日に私が点数をつけてしまうことについて話してしまった。

「実は私点数をつけてしまうの!」

と私は当時自分は超能力者で点数をつけてしまうのにも超能力者だからだ。と想像していたからだ。

自慢をしようとその話をしたのに、ある子は

「そんなのやめなよ他人から見たら気持ち悪いよ」

と言い私はその瞬間自分で自分をコントロールできなくなった。

ある子を叩いてビンタして暴言はいて殴って蹴ってやめたいのにやめられなかった。

そしてある子は怯えて私の家から出ていった

すると同時に私は気づいてしまった。

自分が多重人格であるということに。

いつもの私は、クラス代表を推薦で選ばれたり、作文で賞をとるくらいの優秀な私ともだちもいっぱいいる

けど裏の私の顔はなんでも点数をつけてしまう悪い私

そしてさっきの私は暴力的な私

すると私は倒れてしまったらしい。

姉と母が帰ってきたときに救急車に運ばれ、原因はストレスです。と言われ病気じゃなくて安心して姉は帰っていった。

母は帰らなかったが

そして私が目覚めたのは倒れて1日後

なにもかも忘れて、検査をしたが異常なし帰っていいよと言われたときはどんなに嬉しかったか

けど今日は学校を休んでくださいねと言われゴロゴロしてたのだが、うちに緊急で連絡が入っていた。

「ハイなんでしょう。」

『…』

「嘘でしょう!?!?!?。」

電話の相手の声は全く聞こえなかったが母がものすごく動揺していた。

「どうしたのお母さん。」

「わかりました。娘にも伝えます。」

「お母さん?」

「あの子ね亡くなっちゃったんだって」

「??」

「死んじゃったのよ」

母は震えていた。

そして私は思い出してしまったあの子にしてしまったことをすべて

するとまた私は倒れてしまった。

それからの記憶はあんまり覚えていない。

ただお葬式にいったときに、自殺だと聞いたことだけ覚えていた。

「私ちゃん来てくれてありがとうね」

「いえいえ…」

「あの子ね、私ちゃんと喧嘩したでしょうあのあとに、私ちゃんが倒れてその理由がストレスだった。って聞いたときにね私のせいだって思ってしまったみたいなの」

「えっ?」

「あの子はじめは私ちゃんが蹴ってきたっていってたけど誰にも信じてくれなくてね、みんな私ちゃんが蹴るわけないって多分あの子夢見てたんでしょうね。そして、自分だけ違う世界にいる!!!!って叫んで教室の窓から飛び降り自殺したのよ。」

「あの子ったら私ちゃんのせいにしてみっともないごめんなさいね。私ちゃんが悪い訳じゃないのに」

「ううん」

それからは覚えてない

ある子は焼かれた骨になって

さよならした

出会って8年の仲なのに名前もある子、あの子としか思い付かないなんて親友失格ね私って


そして猛勉強した。

きっと偏差値の高い学校だったらレベルも私よりも高くて点数をつけなくても大丈夫になるって

そう願いながら私の母と一緒に校門に足を踏み入れた


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