四十一.2203妄想記(わかっちゃいるけど)

 なぜアンドロイドなのか。それは私の趣味……なのは否定できませんが、それなりの理屈もございます。

 この前も書きましたが、『永遠に』とは、『こうなってはいけない未来と対決するお話』だと思います(もちろん、『古代と雪の愛が試されるお話』でもあるわけですが)。

 となれば、地球文明側の自動化AI化が人を幸せにするのかが問われる訳です。


 2202のラストにおいて、人々は時間断層の破壊を以て古代と雪を生還させる事を選びました。それには真田さんの演説が大きかったと思います。

 確かに人々は、ここで大きな選択をしました。便利さより人の心を。すり減った人生をあきらめないと。


 ですが日々の暮らしの現実は、そう止められません。

 半年の間に時間断層からはまた数百隻の艦隊が生まれ、完全AI化も進んだ事でしょう。

 「現に人手が足りない」「必要だから」

 そんな理由で推し進められるAI化を完全に止めることなどできないでしょう。分かっちゃいるけどやめられないのです(タイトル回収)。

 その象徴が無人艦隊であり、人と見分けがつかないレベルのアンドロイドなのです!(強引)


 では、どんなアンドロイド娘になるかもといなってほしいか(妄想)については……また次回!

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