[短編(市場・オリ)]同一名称の異人
あなたは平行世界、というものを信じるだろうか?
そこにもあなたという存在がいて、あるいは、いなくて。
いたら出会ってはいけない存在として語られ、いなければ特別な扱いを受けたり、受けなかったりするのだろう。
さてここで問題だ。
俺たちは今、俺たちの前にいる。
互いに顔を見合わせるも、同じように見えた。
だが相手は相手であり、こちらはこちらであるという認識がずれることはない。なぜなら、装いが違いすぎたからである。
相手は、戦場に出ていれば真っ先に狙われるだろうほどの軽装で、時代遅れにもほどのある武器である剣を握っている。
その隣にいるやつは、俺のとなりにいる弟に酷似しているが、こちらもまた装いがことなり、同じような印象だ。
互いに驚いてはいるものの、鏡ではないことは明白で、明らかにきょとんとしている。
もしかすると、敵の魔法とかかもしれない。だから警戒を怠るわけにはいかない。
おまえたちは誰なのか、尋ねる。
すると予想通りの回答がくる。
どこから来たのか、と尋ねれば、世界樹とかいうところからとか。
仲間もそんなものは知らないと口を揃える。
さて、どうしたもんか。敵意がないにしても、居座られたら何が起こるか……いや、こいつらを帰らせてあの機械を壊してしまえば問題ないか?
ひとまず、戦わなくてもいいのだと、ほっとする。
◆◆◆◆
デイルが色々と考えてる……!? いや、適当に書いたのでこうなっただけです。
ゲームのエクストラコンテンツとして、別作品のゲストキャラが登場するっていうの、ありますよね。でもそのゲストが、メインキャストと同一、というかドッペルゲンガー的な立ち位置に相当してしまった場合、どうしたものでしょうか。
いや、やめとけよって話ですけどね。でも考えてしまう。
少なくとも生活が全くことなるので肉付きとかは変わりますよねぇ。あと関係性にも変化はありそう。あと戦闘力にも差は間違いなくあるでしょう。
同一の実力であり決着がつかない、なんてことも顛末としてはありますが、そうはならんやろと思ったり思わなかったり。
でも工数が膨れ上がる関係上、あまりやらない方がいいんだろうなぁ、と思ってしまいます。
やるとしたらバージョンアップしてから、追加でやる方針になるでしょうか。
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