[日記]なるほどこれは生活に効く

 ふとしたときに耳にすることがあるだろう。

 気がつくと何もできない身体になっていた、と。

 それは、たしかにその通りだとは思う。普段からやっておかなければ、一度学んだことなど、花びらのように、そよ風に吹かれて消えてしまうのだ。


 で、最近は仕事の都合でひしひしと感じているわけだが、これがまたしつこいくらいに終了に向かわない。そのせいで三月中に済ませておきたかった開発ステップが間に合っていないし、ゲームの試遊もできていない。

 三月が終わり新年度になろうがそんなことはどうでもいい。私の肉体は脱皮も代替品もない。蓄積された疲労は時間を使わねば解消もできないのに、その時間は粘着質なストーカーによって奪われるのだ。

 まさしく負のループ。日本人が作り出した悪習だと思わざるを得ない。


 愚痴はそこまでにしておこう。

 いつの間にかできなくなっていた、ということを実感したのは、トレーニングができなくなってしまった結果、腕などが細くなっている実感があるのだ。あと、粗末な食事に傾向しがちなのもあるだろう。例えば、おにぎりとプラスアルファだけ、とか。何日も発生している。

 これが続くとどうなるかなんて目に見えていることだろう。

 口座に金があるばかりの寝たきりマンだ。


 いや、ほんと、調子のよかった肌も荒れて、精神的にも荒むことを考えると、ほんとにふざけるなってなりますよ。

 社会を、仕事を、信頼をなめるなと言う前に、人間をなめるなと私は、何度でも主張したい。

 それらは人間の健全な精神状態などで成立しているというのに、なぜそれを蔑ろにして成立するというのか、ほんとうに理解ができない。

 それが荒めばどうなるのか……本当に止めてくれ、と言ったとしても、文句をつけるのは結局は人なのだから、世の中ずるいものである。

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