[ネタ]インスタントフード
温める。そして、あるときは待ったり、白米やパンにつけていただいたり。
簡単に食事ができるという、発明品。今や一般の食卓にも並ぶという、悪く言えば怠惰に落ちるための階段の第一歩である。
しかし怠惰というのも悪いことではない。それをするだけの体力がない、というときにも、ひとまずの食事を摂ることができるのがメリットである。
もちろん常日頃から食べるべきものではない。なぜなら味付けが濃いことと、無駄にバリエーションがあるから飽きることがないため、それを構成している主成分ばかりを摂取しがちだからである。
ということで、久しぶりにインスタント麺をいだだくことにする。最近の休みの昼食は、パスタを和風ソース(だしとか醤油)で和えることばかりをしていたので、そちらも簡単と言えば簡単だが、一味違う食卓になる。
カップヌードルビッグ、スモークベーコンカレー味。
お湯を注いで、少しばかり長めに放置してしまったものの、さていただこう。
留めていたテープをはがし、蓋を開けば、襲いかかってくる燻した香り。焦げ臭い、とはまた違った匂いだ。
なんというのだろうか。たしかにスモークな香りだが、さてカレーである必要はあったのか? スパイスの香りはあまりない。
箸を使って、一口分を持ち上げる。するとスープをまとった麺が、するすると持ち上がる。絡み合っていないそれらは、まさしく一口にふさわしい。
いただきます。
ズルズルとすすり上げると、感じていた香りが味覚に刺激をもたらす。さらにピリリとスパイスが鼻腔に満ちて、体温をあげる。
カレーヌードルである。
少し香りがあるだけのカレー麺。うむ、そこ止まりだ。コーンなどの野菜とベーコンもあって甘味と塩味がアクセントとなるが、究極、カレーな麺である。
やはり、麺類はちゃんとしたのを食べたいな。
変化のない味に、一種の飽きを感じながら、完食する。うむ、辛い。
そんな今日も、これから始めていこう。
◆◆◆◆
先週ですね、昼食を食べてからコンビニで見つけました。なんかよく分からないのですが、食べてみたくなって。
しかし、インスタント麺はいつでも食べたいというものではないですね。
まぁ、そういうものなんですけれども。
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