[日記]GW六日目-煮物は失敗しない-

 数食分作れて、かつ手間の少ないものといえばなんだろうか?

 そう、煮物である。

 カレーにシチュー、肉じゃがはスタンダード、最低限のものでも作る手間をもう少し加えるなら豚の角煮やら……。こういう長期休暇や、作業時間を少しでも稼ぎたいときに便利なものだ。

 そういうからには、私もやっている。先日は豚ヒレ肉の角煮を作ってみたが、バラと比べてパサパサとしている感じがした。なんでバラ肉しなかったのかといえば、置いてなかったのだ。

 おそらく、同じことを考える人が多くいるのだろう。作り置きして、しばらく食いつなごうと。とはいっても検索すれば大量のレシピが見つかる中、どれを採用するかで味が変わってくるものだろう。


 ということで今日は肉じゃがを作ってみようと考えている。

 なぜかって? 実際、この数年で作ったことがなかったからだ。しかも調味料は先の角煮作成の際に調達済み。

 やらない理由があるか? 強いてあげるならカレーでもシチューでもいい。だが今はアレンジのネタがない。なら挑戦してみようではないか。

 とはいっても、所詮は煮物である。炒めて、煮込んで、調味して、なんということでしょう。できあがりなのです。


 肉じゃがにアレンジを加えるならなんだろう?

 みりんと醤油の割合を変えるなんて誰でもできることだし、あの味に合う具材といえば何だろうか。牛バラ肉、じゃがたま人参、あと糸こんにゃく。ここに何を入れる? 葉野菜が欲しくなるが、生憎会わなさそうだ。

 そう考えてみると、煮物というのは、調味料の暴力だ。まさしく「調味」であるわけだが、これで具材を煮込むことによってそれぞれの個性を際立てている。

 ならばカレーとシチューはどちらかといえばチーズフォンデュみたいな立ち位置なのでは? 香辛料は目に見えて粒子が大きい。よくよく振り返ってみれば、カレーのじゃがいもは、内側からカレー味はしただろうか? いや、ない。なるほど、カレーとシチューのルーはつけだれなのか。


 甘いようなしょっぱいような味に苦味は合うだろうか。苦瓜。最近は安くなっているし、いれてみようか……他にも何かあると嬉しいものだが……。

 では、残り一日半、存分に楽しみましょう。

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