[カクヨム]KAC2021-3rd

 第三回目は「直観」。一回目、二回目と比較してずいぶんと固いお題が出てきましたね。

 検索すると哲学の分野だったり、直感との比較などがあったりして、さて、どれを取り上げて調理したものやら。困った人も多いのではないでしょうか。その代わりに、勤務体系の都合でしょうけれども、期限は一日長いです(それを勘違いして日曜の昼にお題が出ると思ってました)。

 つまり、週末は難しい系が出る傾向がある……? どのみち、お題がなければ書けるものがないですけれどね。


 直観

 推理に頼らず、直接的・瞬間的に、物事の本質をとらえること。(「直観 いみ」で検索)

 知識の持ち主が熟知している知の領域で持つ、推論、類推など論理操作を差し挾まない直接的かつ即時的な認識の形式である。(Wikipedia先生より)


 今更ながら例えるとすれば、数学理科の文章問題でしょうか。問題文を読んであれこれと必要な公式を呼び出すことなく、答えを導くとか?

 今回ばかりは、全然案がありませんでした。投稿した魔法使いのお話以外に、出てこなかったんですよねぇ。普段使わないワードなので、その引き出しができていなかった、ということでしょう。

 その内容は、優れた魔法使いがいて、彼らは直観で魔法を操っているよ、というものでした。熟知=師匠、知識=魔法という簡単な結びつけです。


 それで、魔法という魅力に取り憑かれた人々は、皆彼らの弟子となり、直観で操っているにすぎない魔法について、教えてくださいと言うのです。

 しかし直観を得るためには、それだけの経験(知)を積んでいく他に方法はない。だから「魔法を使えばいい」としか師匠は教えない。

 怠惰な市民は、名声への近道を求めて弟子入りした者が大半でしょう。直観ではなく、言語化された直感を教えてほしいと誰もが望んでいました。

 そう、怠惰。直観の山を作ろうとなんてしていなかったんです。

 やがて人々は、なにも教えない怠惰な者を悪魔と呼び、離れていきました。師匠たちがあらゆることに顔色ひとつ変えなかったのは、それだけの知を持っていたからでした。知っていることに、結果に、驚く人はいないでしょう?

 それでも弟子をやめない人はある日、いつもと違う問いかけをすると、ようやく師匠は知を積まなければ魔法を使いこなすことはできないのだと、初めて告げる、といったものでした。


 で、今回は早めに投稿できたので、他の方の作品も読んでみたのですが、テーマに沿うことできてるのかなぁ、と首をかしげるものがちらほら。真意は筆者の胸のうち、が当たり前の界隈ですけれど。

 今回に限って言えば、どの意味を用いるかで内容が変わってくるので、仕方ないと言えばそうなんですけれど、一、二回目のものにも、どこらへんにお題の要素があるんだろう、となるともやもやが止まらない……。


 さて、第四回目は「ホラー」あるいは「ミステリー」ですか。ジャンルとしてこれである必要はないので、工夫のしがいはありますね。

 いよいよ中盤戦、皆さんは息切れしていないでしょうか?

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