[創作論]埋まらぬ玩具に
こすちゅーむいめーじだと思った?残念気が変わったよ!
というわけで、過去に描いてみたものの、完成に至らなかった物語、どれくらいお持ちですか?
誰しも2つくらいはあるのではないでしょうか。面白みに欠けるから没、というわけではなく、「書けなくなった」「書かなくなった」ものです。着手さえしなかったものも除きましょう。
こういうのは、書くに限らず、作品に分類されるものは全てで経験することでしょう。イラストしかり、ゲーム制作しかり、漫画、彫刻、陶器…どれに触るかだけの違いです。
もちろん、短時間で出来上がるものもあるでしょうが、「投げ出したもの」に限定しましょうか。
私はあるとき、「命とはジグソーパズルである」と考えて短編を書いてたことがあるのですが、あらゆる作品もまたこれなんですよね。
完成させなければそれは作品ではない。それは額縁があるだけだ。
言い回しはどうであれ、こう考えていいかと思います。
さて、どうしてそれを「完成できなかったのでしょう」?何か思い当たる節がありますか?
創作界隈では「自発的に投稿し、評価してもらうことでモチベーションは保てるもの」とよく目にしますが、私の場合は、半分はそのとおりでした。
実際、短編を見知らぬ誰かに見せたのは部活動が初めてで、多くのアンケートのうちのたった一枚、自身の作品について書かれていたんですね。
めっちゃ高揚しましたね。
もちろんそれ以前、四年間は書いたり書かなかったりしましたが、その期間はクローズな人だけが見れる環境だったわけで…
少し話を戻しまして。
では残りの、モチベーションの半分は?と言いますと、どうしてか書いてて楽しいと思えたことでしょう。
読むのも好きでしたが、書くことに適した肉体だったようです。もちろん、これから嫌いになってしまう可能性もあるでしょうけど。
何を言いたいかと言いますと…
楽しみましょう。今描けることを。
魅せましょう。完成した作品を。
鑑賞するだけも楽しいかもしれませんが、作るのもまた、そうですよ?と。
下手だろうがなんだろうが続ければ分かってくるし、うまくもなります。
世の中、そんなものなのです。
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