新人賞一次通るかどうかを独断と偏見で判断する企画から来ました。
茉莉花と申します。

一般文芸の棚にあってもおかしくないほどきちんと書かれた作品だったなと思います。
コージーミステリーと、キャラ文芸をあわせた感じ。
少しだけ小野 不由美さんの『ゴーストハント』を想起させる部分もありました。

……ものすごーく率直に言います。
全否定につながったら申し訳ない。

これ、主人公を女性にしてイケメン神主のもとに居候→参拝客のお悩み相談というかたちにした方がいいです。
がちがちのミステリーや恐怖を書くのではなく、さらっといい話にもっていったほうが通るし売れやすいです。

……となると、どうしても前半の憑き物の部分が重くなる。

……一応ね、ホラーとかコージーミステリーとかあやかしものとかで４０冊以上出している作家と相談したんです。
・題材はありそうで、まだ世に出ていないこと
・ほっこり系でまとめるものが求められていること
・アマチュア向けの賞は開催していないことが多いが、なろうとかエブリスタとかカクヨムでコンテストが開かれる可能性もあるし、そこからプロデビューした人もいること
この三点を言っていました。

感想らしくないことを言ってごめんなさい。
文章もキャラクターも雰囲気も、とてもよかったです。

よませていただき、ありがとうございました。