3.女騎士と自動販売機

 ある日の昼前。

 リファとの買い物の帰り道のときのこと。


「ふぅ、やけに今日は暑いな」

「……」


 まさに炎天下とも呼べるようなその天気に、俺もリファもかなりまいっていた。

 傷んでしまうような食材を買っていなかったのが何よりの救いか。

 目の前でバスが行ってしまい、次の便まで三十分以上かかるからいっその事徒歩で帰ろうと提案したのが間違いだった。

 リファはこの間買ってやった半袖の猫耳パーカーを着ており、大きめのフードを目深に被って沈黙を保っている。

 やはりこの暑さに閉口してしまっているらしい。


「……」


 すると彼女は無言でポケットから大きめのガラス瓶のようなものを取り出した。

 大きさは350mlペットボトルを一回り大きくしたような感じで、両端には金色と銀色の派手な装飾が施されたキャップが付いている。

 ガラス部分はわずかながら青色に発光していたが、中に何か入っているようには見受けられない。

 彼女はそれを上に掲げると、金色のキャップ部分を自分の方に向けてか細い声で言った。


うるおいをモイスチャー


 しかし、何も反応なし。ガラス瓶から何かが出てくる気配は一切ない。


「……だめか」


 彼女は弱々しく言ってそれを無造作にポケットに突っ込む。

 どうやら水のエレメントで水分補給するつもりだったらしい。


「元素量が一定量ないと、詠唱しても用途によっては効果は出ないんだ。この分だと何にも使えなさそうだな」

「さいですか」


 のどが渇いているのは俺も同じであったが、あいにく何も持っていない。

 もう家までそんなに距離はないが、それまで持つかどうかすら危うい。

 なんかどこかで飲み物が買える所はないものか……と思って田畑ばかりが目につく周囲をキョロキョロ見渡していたその時である。

 数十メートル先にその光景の中では比較的目立つ中型の建築物が映った。

 商業施設のようだがはっきり言って非常にボロく、立て看板のようなものもない。

 1階建てで、パッと見は大きめのコインランドリーかなんかに見える。

 こんなもんこの辺にあったっけ……? いつもバスで素通りする所だから気づかなかっただけかもしれないけど。

 近寄ってみると、外壁に取り付けられた立体文字看板にてでかくその施設の名前が記されていた。


「オート、レストラン?」


 俺よりも先にリファがその名前を言った。

 引き寄せられるように敷地内に入って、中の様子を覗いてみると一応営業はしているようだった。それによく見ると、ガラス扉の張り紙に24時間営業と書いてある。

 まさかこんな歴史的遺物みたいなもんが未だに現存してるとはな。

 だが、今の俺達にとっちゃ砂漠のオアシスみたいなもの。正直助かった。


「リファ、ちょっとここで休んでこう」

「マスター? ここは一体」

「入ればわかるよ」


 俺は買い物袋を持ったまま、その建物の扉を肘で押し開けて中へと入っていった。


「すずしーい……」


 入った瞬間のリファ女史の気持ちよさそうな一言。

 確かに、外の灼熱地獄からのこれだとかなり快感だ。

 改めて内部の様子を見渡すと、外観と同じくかなり殺風景だった。

 中央部分にテーブルと椅子がまばらにおいてあり、人っ子一人いない。完全に貸切状態だ。そのせいかかなり広く感じられる。

 電灯は付いていたものの、ところどころ切れかけている箇所があり、ワット数も少ないためかちょっと薄暗い。

 それだけだと、備品が撤去された潰れた店みたいにしか見えないが、ちゃんと目を引くものはあった。


「マスター、このキカイ達は……」


 リファはすでにそれらに気づいてまじまじと眺めている最中である。

 壁にそってずらりと設置されていたそれらは、日本人なら普段から誰でもお世話になっているものであった。


「これは自販機って言ってな。物を売ってくれる機械だよ」

「自販機……」 


 ただ、そのラインナップは非常に珍しいものばかりであった。

 飲み物系はもちろんこと、カップラーメン、うどん、トースト、ハンバーガー、お菓子などなど。

 俺でも少々目を見張るくらいの取り揃えだ。

 現代文化を目にしたリファは、いつもみたく興味津々に使い方とか訊いてくるものとばかり思っていたのだが、今回は少し違った。

 彼女は自販機の一台に近づくと、元素封入器エレメントを出してなにかを探している。

 そして業者用の鍵穴や、現金投入口にキャップの先端を押し当てたりしては小首をかしげていた。

 何やってんだよと俺が言うと、はっと我に返ったように苦笑。


「……ああ、そうか。この世界のキカイは元素封入器エレメントを使用しないんだったな」

「ん? どういうこと?」


 尋ねると、彼女はガラス瓶をしまいつつ、淡々と理由を話した。


「このキカイ……自販機だったか。ワイヤードでも似たようなものがあったんだ」

「マジでか!?」

「といっても、そこまで流通していたわけではないし、すぐに廃れたんだがな」

「廃れたって……一体何があったんだ?」

「話すと長くなるぞ?」


 肩をすくめてリファは言い、猫耳フードをそっと外した。


 ○


――ガラガラゴロン。


「おお、こうやって出るのだな」


 自販機に小銭を入れ、リファと俺とでとりあえずミネラルウォーターを1本ずつ買う。

 そして二人して椅子に腰掛け、各々の荷物をテーブルにおいて一息。


「はぁ~、生き返るわぁ」

「助かった……危うく干からびるところだったぞ」


 腰の100均ソードを外してテーブルに立てかけると、リファは背もたれにもたれかかって天井を仰ぐ。


「で、ワイヤードにも自販機があったってのはどういう……」

「ああ……そうだったな」


 彼女は横目で立ち並ぶ自販機達を長めながら語りだした。


「自販機……ワイヤードでは『コンバータ』と呼ばれていたのだが……私が軍に所属してしばらく経った頃に世に出回り始めた」

「コンバータ……」

「構造が自販機と同じかどうかはわからないが、対価を払えば自動で商品が出てくるという仕組みはほぼ同じだ」

「それでさっき元素封入器エレメントを出してたのか……」

「コンバータにはどこかにあれを差し込むところがあるからな。自販機にカネを入れる穴があったように」

「どんなものがそれで買えたんだ?」

「水はもちろんだが……その他にも食料や衣類、武器など様々だ。コンバータ内部にはそれぞれの素材が内蔵されていて、元素封入器エレメントを支払えばその場で作成してくれる」

「便利なもんだな、いいことづくめじゃねぇか」

「そうでもないぞ」


 リファはボトルの水を少し飲むと、話を続ける。


「確かにコンバータの発明によって大いに助かったのは農家や鉱業、漁業、林業などを営むいわゆる素材を生産する者達だ」

「第一次産業、ってやつか」

「それまで彼らの作る材料は、加工品業者や卸売組織、個人営業店の者達にかなり安く買い叩かれていて、生活に困窮していた。だがコンバータが加工を代わりに請け負うことにより、収入は直接彼らにいくようになったからな」

「……」


 なんとなく読めたぞこの先の展開。


「一見良さげに思えるこの発明だが、万人にそれが受け入れられたわけではなかった」

「その加工品業者達、か」


 リファは目を閉じてゆっくり首肯した。


「もちろん彼らも黙ってはいなかった。このままコンバータが普及すれば、存在意義がなくなり、露頭に迷う者が続出する。経済的なバランスも大きく崩れる。おかげで、この問題に対する議論が日々耐えなかった」

「議論だけで、済んだのか?」

「いいや。初期は各地でコンバータの不導入運動や、破壊行動などの暴動程度の騒ぎしかなかったが……」


 そっと目を見開くと、彼女は静かに言う。


「それが瞬く間に発展し、帝国暦666年……領土内で内戦が勃発した。既にコンバータありきの生活で食っていた田舎や郊外地域の生産者で構築された連合軍と、加工と卸売業ありきで発展してきた帝都の軍の間でな」

「……」


「通称、キカイ大戦」


 リファは俺の目を真っ直ぐ見つめて告げた。


「私の初陣だ」

「!」

「そして、私が兵長にまで躍進するきっかけになった内戦でもある」


 彼女はボトルの水をすべて飲み干し、息を吐いた。


「前に私が使っていた剣について話したことがあっただろう? あれもその戦争で武勲を上げた時に賜ったんだ。覚えてるか?」

「ああ」


 結構愛着があったものだと以前言っていたやつだっけ?

 残念ながら元素封入器エレメントとは違い、こちらの世界に持ってこれなかったようで実物は拝めなかったのだが、結構な代物であったという。

 なんでもエンジン型のキカイを組み込んで高威力の攻撃を可能にするハイテクな一品だったとか。

 リファはそれをワイヤードで死ぬまで愛用していたらしい。まさかここにきてその話に繋がるとは思わなかったけど。


 にしても、自販機が原因で戦争って……正直まだ驚きを隠せない。

 史実でも、ラダイト運動と呼ばれる機械破壊運動が存在することにはしていた。

 1810年代、産業革命に伴う機械の普及によって、失業を危惧した労働者達が起こしたという。

 結局、それはただの衝動任せの意味のないデモ活動に終わったが、ワイヤードはまたどえらい事態を引き起こしてしまったようだ。


「結果、どうなったんだ?」

「長く続いたが、帝都軍の勝利に終わったよ。連合軍側が降伏してな。かなり皮肉な終わり方であったが」

「皮肉?」


 俺が訊くと、リファは頬杖をついて遠い目をしながら言った。


「戦争終結の決め手となったのが、帝都軍所有の巨大キカイ兵器だったのだ」

「わぉ」

「その名も、『スキュール・トランケート』。かつて何度か近隣諸国での戦争にも用いられたことがあるが、自国の民に向けて使われるとは思ってもみなかった」

「……」

「万単位の人間を短期間で消し去った。文字通り大量殺戮兵器だ。一気に戦力を削られた連合軍側はすぐに白旗を上げたよ」


 なるほど、こりゃたしかに皮肉だな。

 キカイに頼ってた人と、それを排除しようとする者達が戦い、後者があれほど忌避していたキカイを使って前者を黙らせると。


「で、戦争が終わったその後は?」

「和平調印が結ばれると同時に、国内法が制定されたよ。『人の手を一切必要としないキカイは使用も製作も禁止する』というな」

「自販機が廃れたってのはそれか」

「だが、これによって生産者側の貧困原因も帝国は考慮するようになって、大戦以前のように、彼らが理不尽な搾取をされることもなくなっていったんだ」

「色々変わったんだな」

「ああ、本当に色々」


 長い昔話を終えたリファは、再び立ち並ぶ自販機を見つめた。


「だから、あれを見てるとちょっと懐かしい気がする」

「だろうな」


 俺は他人事みたいに笑うが、いずれこの世界でも、同じようなことが起きないとは限らない。

 機械やAI技術が恐ろしい勢いで発達する中、どんどんと世の中は自動化が進んでる。

 人の仕事もいつか本当に全て機械に奪われる時代が来るのかもしれないな。

 そんなことを思っていた時である。


 ぐぅぅ、とリファのお腹が鳴る音がした。


「あ」


 ちょっと赤面したリファは軽くはにかんだ。


「あはは……いや、当時のことを思い出してな。小腹がすいた時とかには便利だったから私もよく利用してて……」 

「……」


 ふっ、と俺は鼻で笑うと、自販機を親指で指して言った。


「なんか軽く食ってくか?」



 ○


――ちん。


「おぉ、これは……サンドイッチか?」


 リファが選んだのはトースト自販機だった。

 1分ほど待たされ、出てきたアルミホイルに包まれたトーストが出てくる。


「あつっ!」


 取り出そうとした瞬間にリファは思わずそれを手放した。

 ふーふーしながらそれを開けると、こんがり焼けたトーストサンドイッチが顔を覗かせた。


「美味しそう……」


 はむ、とかじりつくと中に挟まれていたチーズが糸をひくように伸びている。


「~っ、うまっ」 

「椅子座って食えよ」

「あむ……まふたーははにをはべるのだ?」 

「俺は……これかな」


 口をモゴモゴさせたままのリファに訊かれた俺はうどんの自販機の前に立った。


「う、どん? これは……どういう料理なのだ?」

「まぁ見てな」


 お金を入れて、がたがた揺れるその機械の前で待つこと1分。

 出てきたのは紙の器に入った熱々のうどんが。


「……これは、スープ?」


 そうリファが見間違うほど、それはつゆがたんまりと入っていた。

 うん、これは多いね。ちょっと傾けたら零れそうだ。おまけにかなり熱いからやけどして落としてしまいそう。

 用心しながら慎重にテーブルまで運び、ようやく実食。


「いったっきまーす」


 二人同時に手を合わせて、自販機食をいただく。


「んぐんぐ……なかなか作り込んであるな。まるで人が作ったみたいだ」

「本当にな。このうどんも結構味がしっかりしてるし、麺もコシがある」


 自販機だから、と正直期待はしていなかったが、いい意味で予想を裏切られた。

 もしかして俺ら、意外と穴場見つけちゃったりして。


「マスター、今度はあれも食べてみたいぞ」


 もうトーストを平らげたリファは、今度はハンバーガーの自販機を指差した。      

 そんなもんも自販機で作れるのか、と思いながらも俺は二つ返事で了承して、彼女に小銭を渡してやった。ちなみに、彼女は日本円の計算についてはほぼ知識を習得済みだ。


「220円か……よし」 


 これもまた1分くらい待った後、箱入りの状態で取り出し口に落ちてきた。


「この中に入ってるのか……、おお」


 開けてみるとあらびっくり、しわしわのバンズが特徴的なチーズバーガーが湯気を立たせながら収まっていた。

 正直コンビニで売ってるようなのと同じような見た目だったが、味の方はどうなんだろう。


「初めて見る食べ物だな……」


 椅子に戻り、一口かじってみると、彼女は目を大きく見開いた。


「得も言われぬ味だ。ボリュームがある、というのか……この世界の食品はどれもうまいものばかりだな」

「気に入ったか?」

「ああ! 自販機を見つけられたのもいいが、またこのような美味な食にありつけたのもよかった」


 口元にケチャップを付けて頬をリスみたいに膨らませながら、リファは幸せそうな表情を浮かべた。


 こうして、リファはかつての世界との共通点に触れ、すこしだけ故郷とそこでの自分が体験した出来事を懐かしみながら。

 そして俺は、自販機という機械が引き起こした異世界での大戦争に思いを馳せながら。


 二人で仲良く、ちょっと早めのランチを楽しんだのだった。


 ○


 その夜。


「ん……」


 突然目が覚めた俺は、床に敷いた布団(最近購入した)で寝返りをうつ。

 時間を見てみるとまだ午前3時。

 まだ起きるのには早すぎると思い、俺は寝直すことにして毛布を頭から被ったが、どうも寝付けなかった。


「……のど、かわいたな」


 水でも飲むか。

 そう思って、起き上がった時、俺は異変に気づいた。


「……リファ?」


 彼女が寝ていたはずのベッドはもぬけの殻であった。

 トイレにでも行ったのかと思ったが、それはないとすぐに悟った。

 寝床にあの100均ソードがない。

 あいつが片時も離さずにいたあの剣。寝るときだけは外して枕元に置いているのだ。

 もしこの家の中にいるなら、ここにあってもおかしくないはずだ。

 案の定トイレにも風呂にもいない。

 まさか……。

 と思い、俺は玄関へ急ぐ。そして絶句。


「あいつ……」


 玄関の鍵とチェーンは、見事に外されていた。

 勝手に、しかもこんな夜中に出てきやがって……。

 どうしよう。そんなに遠くには行ってないと思うけど。

 でももし迷ったりしたらどうしよう。変なやつに襲われてたりしたらそれこそやばい。

 スマホも持ってるわけじゃなし。これじゃどうやってさがせばいいんだ……。

 ていうか一体なんで突然出てったんだよあいつは!

 なんか行きたいところでもあったのか、こんな深夜に! どこだよ!


 ……あ。


 そう思ったところで、俺の頭にある場所が思い浮かんだ。 

 そしてすぐに机の上においてあったスマホと財布を引っ掴むと、サンダルを履いて外へと飛び出した。



 ○


「リファ!」

「あ」


 やはりというか、なんというか。

 そのオートレストランに彼女はいた。

 美味しそうに今日の昼俺が食べていたうどんをすすっている最中であった。

 24時間営業だということを奴に説明したのが間違いだったか。


「マスター、いやあの……」

「勝手に抜け出すなよ……。いくら近場だからって」

「す、すまん……迷惑をかけた」


 しゅんとしてリファはうなだれる。

 俺はため息を吐いて彼女と同じテーブルに着く。

 申し訳無さから食事を中断していたが、俺が許可を出すとリファはちまちまとまたうどんをすすり始めた。 


「ハラ減ってたのか?」

「……ん。ちょっとな。あとはなんというか……また来たくなって」


 まぁわからんでもない。俺もちょっぴり同じようなこと考えてたし。


「とにかく、当分は勝手に外出禁止だ。まだこの周辺でも慣れるうちは俺が同行する。あんま心配かけさせんな」

「心配してくれたのか……?」

「は? 当たり前だろ」

「……」

「んだよ?」

「や、なんでもないっ!」


 しばらく俺をぽかんと見つめていたリファは、いきなり頬を紅潮させて顔を背けた。 


「ま、マスターもどうだ? このうどんとやら、食べてみたがなかなかうまいぞ!」


 と言ってリファはぐーで掴んだ箸にかき揚げをぶっ刺してもぐもぐと食べる。

 ……ったくこのポンコツは。

 俺は楽しそうに夜食を続ける彼女を呆れたように見つめる。



「――うまいか?」

「とっても暖かくて美味しいからな!」

「腹は膨れたか?」

「いっぱい食べたからな!」

「結構空き容器がその辺に散らばってるな?」

「随分長いことここにいるからな!」 

「随分お高くなりそうだな?」

「実際けっこう使ったな!」   

「よくそんな金あるな?」

「マスターの財布からくすねたからな!」

「はい戦争」



『第一次キカイ大戦』


 帝国暦666年に帝国ワイヤード領土全域で起きた内戦。

 物を自動で作成するキカイ『コンバータ』をめぐり、生産者と加工者との間に生じた利害の不一致から発生した。

 数年にも及ぶ長い戦いの末、帝都が所有する究極兵器『スキュール・トランケート』による悪魔的な殺戮が行われたことを機に終結。

 和平後は、コンバータの製作と使用が一切禁止される国内法が制定されることとなった。



『第二次キカイ大戦』


 西暦20XX年に東京都八王子市某所で起きた内戦。

 飲み物や食べ物を自動で買える機械「自販機」をめぐり、女騎士と主人の間に生じた利害の不一致から発生した。

 20秒にも及ぶ長い戦いの末、主人が所有する究極奥義『オシリ・ペンペン』による精神的な殺戮が行われたことを機に終結。

 和平後は、主人の所有物に許可なしに触れることを一切禁止される国内法が制定されることになった。

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