2020/06/23 0:47/鷦鷯飛蝗

壊そうとしても

任意の接合面を持ったパーツへ分かれていく匣が

抱え込んでいたものは何だ

理をほどいていく、組み直される日へめがけて

飛びさって行った平仄に

構うことなく

直感と言葉で

意味を作り直していく

薄氷の上を発想だけで渡る、ような

だからそれは神業と呼ばれる

接合面を合わせて

パーツたちがまた重なり合う

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