2020/05/24 22:24/鷦鷯飛蝗

疑いの瀬に漂っているわけです

身寄りと生き甲斐も無く

眦がひくついたりするのです

息をするのも億劫だといいます

数十秒に一度、億劫を越えることになります

習慣として、或いは苦痛の予感に追われて

ものする、ものしうる、それだけを価値として

きりがないわけです

何気ない仕草が日常を圧迫します

現状ではありません

実情ではないのです

というよりも、現実が無く

夜と朝とがリズムと区切りを実は持たないように

覚醒と熟睡にその別があるわけでもないのですから

そういう連続性の中で

置き場所を取り違えているのです

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