2020/05/21 23:35/鷦鷯飛蝗
心の脚気にだけ跡を残せるような
浅圧を片手にゆるゆると
浚うような冷たさに
いつもゆびさきに触れる懸隔がある
見通せない積層の中を
浮かんできたかたまりがある
嘔吐、しめやかに
洗礼として、たしかに
そうやって堆積を解く
縮こまる前には傷となる
臆病さに怯えて、小さくなった恐ろしさに震える
芥子粒が被害になればもう
体感一度の流転すらとりもどせない
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます