2020/05/09 23:39/鷦鷯飛蝗

茫洋、劃された世界で、空だけを舞う

水の硬さを引き抜く腕の抵抗で知る

勢いだけ切り貼りして

虚しさを肩書の間に

腐った煮凝りの震えが籠る

半透明に昏く向こうを映して

切り替えを放っておいたまま

前提の共有を真摯と呼ぶか傲慢と断ずるか

踏み付けにした騒擾

こびりついたまま引き摺って歩け

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