2020/03/21 22:47/鷦鷯飛蝗

何にもいない、星も、化け物も

溶けていく、篝火に、二つ

走った線は浅く

10年やそこら

言い訳が募る

断たれて並べられた経歴が艶やかで

上書きされた経緯が読解を遠く阻む

風と会わずに一日

壁を割かずに一日

竜連装絽に勢い捨てて

点動の脇目を振り方に委ねる

そういった旅の在り方を唱えたところ

裏書のしがたさを疑われて枯れた

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る