2020/01/11 22:28/鷦鷯飛蝗

創見と黎寧の畔

円転する実りを

歩かせない祈り

繰り返し濁り

哭き矯めない庵

棲み付いて栞

挟み込んだ独り

氷点下に藍と檻

拗ねた色の枠、樵

撓ませた既往を看取り

いつのまにやら墓守気取り

抜け出せない、腐葉土に満ちた虹の森

いつかまた、転がり込んできた独り善がり

虹はどこ逝く、灰色の煙

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