2020/01/02 22:41/鷦鷯飛蝗

重刀、振り抜いて

雨足、切り裂いた

後から埋まってく

枕元、に凝った

髪屑、を弾き飛ばすだけ


掛かって、もいない時計

いつも、そこにあるみたい

に刻んだ、音の調べ

今日も、いつも、回ってる


アスファルト、粗な布に励まされ

ペトリコール、郷愁は鐘と泡の中

きっと、語るだけみたいな声

意味を、剥がされた旋律で

今日も、薄く凪ぐ想い出だけ唄ってる


だけど君は何だ

一度頸を咬んだ


毒が、巡って

昏く、生る、鳴る前に

そっと、抱き止め、ておくれよ

縫い、付け、られたこの躰を

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