2019/06/16 20:13/鷦鷯飛蝗
雲が掌を翳すから
夕焼けがあの日まで響くから
今日も寝るまで覚えときたい
起きたらきれいさっぱり
忘れてたい
何か
降りてきそうな空に
背を向けて歩き出した
スレスレを過ぎるスクーターも
表通りの喧騒も
届かない
山際で
月を見てる
君のもとへ
西の空が灼けている
街明かりと夕焼けと
君はどっちに照らされる
空が好き?
きっと消えてしまうから
いつか見えなくなるから
知らなくたってかまわないし
忘れることも気にしやしないけど
懐かしがるためだけでも
片隅に置いておいたらいいよ
そのための
今日だろう
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