2019/06/10 21:06/鷦鷯飛蝗
あくび一つして
いつもの細道
そうだ、そうだった
夜空なんて黒くはなかった
街灯も月も白くなかった
そう思ってただけだった
照りつける太陽は白かった
広い空はやっぱり蒼かった
空の色なんてかわりゃしないんだ
気のせいなんだ
ほんとに黒いのは森の方で
そしらぬ顔で喚んでるんだ
暗い
知らない
聞かない
要らない
いつだって凪いでいた
湧いて
咲いて
涸れた音掴んで
すくいあげたら
いたんだずっと
かすかなだけなんだ
届かないでいた
超えそうで
忘れたままだから
時々君が出てくるんだね
よけいなお世話と言えない
僕のせいだってわかってる
なんの保証もできないけど
見ててもらう以外ないけど
ちゃんとみえるようにできると思うから
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます