第14話 ※現在進行形の話です
2023年5月18日 17:44現在進行形の話です。
誰もいない部屋から女性の声で鼻歌が聞こえるんですが……(汗)
ふん、ふふん~ うふふふふ
ふふふふ ふふん
ど、どうしよう。
外はまだ明るいけれど。
両親は仕事に行ってます。
飼い犬のマロンはお腹を見せて、寝ています(か、かわいい……癒し)
いま、ごとっ って
鼻歌が聞こえる部屋方向から音がしてるんですが。
えっ
これ、怪談っていうか、生きている人間パターンだったら一番嫌なんですが。
一瞬、幻聴かな? 再入院への布告かな? って思った自分も居たけれど、ちょっと違う……っぽい?
っていうか、うち、五階の部屋なんですが、親が窓にカギ閉めないで、網戸だけ閉めて家出て行ってるし(確かに今日暑いけれど)不用心すぎるだろう!
七階ぐらいならガッツある泥棒はベランダ伝いに登ってくるという話を前、TVでやっていたような……
17:49分現在、今は何も聞こえないけれど、えっ、いや、なんか「ずぞぞぞ」って、衣擦れみたいな音がした気もする。
どうしよう。暗くなる前に確認するべきよね。っていうか、こんな文章書いている場合じゃないよね。でも、怖くてこの部屋から出たくないんですが。
台所、すぐそばだし包丁持っていくべき? でも、鉢合わせになって奪われたら逆に危ないよね。っていうか、忍び込む人間は凶器の一つぐらい持っているから、やっぱり武装するべきかな。
いや、違う。今できることは……スマホを「110」にセットしつつ
「かちゃっ」ていった! 今「かちゃっ」て
え、どうしよう。怖い。怖い。怖い。
え、マジでどうするべきですか。こういうの。
……どうしよう。
思い切って、もう少し近くで、確かめてみます。スマホは110にいつでもかけられるようにしたし(幸い充電には少し余裕がある)
件の部屋と私の部屋の間に中扉があるんで、ちょっとそこまで
「ふすぅー!」
! なんだよ、マロンの寝息かよ! びっくりさせるなああああ
(かわいいけど)
で、では、行ってきます……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます