滋賀県SAGA
ケルベロス
第1話 大きな池
「王!! 現場の指揮を!!」
私の名前はアラン。今、クーデターをうけている。
俺は頭を悩ませていた。
「一体どうしたらいいんだ。このままでは処刑されてしまう……」
貴族の一人が叫んだ。
「連絡です、軍が国民に寝返りました!!」
重い扉が開き、兵士がぞくぞくと入ってくる。
「アラン。お前を処刑する」軍の大将が言った。
俺は外に連れ出された。目の前にはギロチンがある。
首を固定された。
「アラン。言い残す言葉は?」
「国民を信じていた……」
「そうか……死ねアラン!!」
ギロチンが首を撥ね飛ばした。
――――――――――――――――――――
ここは何処だろうか?
目の前には大きな水溜まりが池が広がっている。
あれ? 生きてる。よっしゃ!!
「キャー!! 変質者」若い女性が叫んでいる。
何? 変質者だと。誰だ。
俺は立ち上がる。すると“モノ”が激しく揺れる。
あ、俺……裸だ。
一気に羞恥心が押し寄せる。
若い女性は、何かの板を耳に押しあて、独り言を言っている。
すると、奇怪な音が鳴り響いた。
「お巡りさん、あの人です」
「何? 滋賀県に変態が居るのか、クソ!! 許してたまるか」
何故か鬼の形相でこちらに向かってくる。
まさか、国民に俺が生きていることがバレたか。
裸で一所懸命に走る。
三十分くらい走って、やっと逃げられた。
辺りを見渡すと、見たことがないものばかりだ。
動く鉄に、硬い地面。光る棒。
まぁ、そんなことより、着るものを捜さないと。
俺は鳥の絵が書かれているでかい建物に入った。
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