第2話

クラスメートの悪口も聞こえてくるし、挙げ句の果てに本人の前で悪口を言いあう始末。



 他のクラスでもあるのは解っているけれど、僕のクラスが一番酷いと思う。他のクラスからは騒がしい声が聞こえてこない。一年前は房江君というおもしろい野球部がいたし、愛椎君もいたから随分気が楽になっていたのは確かである。二人は度々僕に声を掛けてくれることがあった。たわいない話しを振ってくれたり、テストの結果がどうだったとか色々と話すことがあり、楽しかった。


 それぐらいかな、一年生の時の楽しかった思い出は。

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