真夜中の
『真夜中の切なき夢に頬濡らし』
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自分が流していた涙で目が覚める。
夢の内容は思い出せないのに、ただ胸が潰れそうな切なさだけが残っている。
もう泣けなくなってから何年にもなるのに、涙というのは涸れることがないものなんだな。
そんな呆然とするような不思議。
夢の内容は忘れたままでいい。
眠りの中では泣いても
起きている時には
泣きたくないから。
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