水飲めど
『 水飲めど癒せぬ渇き持て余し』
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夜中、喉が乾いて目が覚めた。
冷蔵庫を開けて冷たいミネラルウォーターを出して、コップについだ。
ごくごくごく
身体のこもったような熱を喉から滑り落ちていく冷ややかさが振りはらっていく。
でもまだ足りない
ごくごくごくごく
まだ
まだ
ひび割れた心に必要なのは、もっと別なものだったのに・・・と、500ml1本飲み尽くして気がついた。
心はまだ渇いている。
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