さようなら、はじめまして。


少しずつ、少しずつ、

時計の針は進んでいく。



ちょっとずつ、ちょっとずつ、

新しい日に歩み寄っている。





あぁ、今日という日が過去となり、

明日という未来が訪れようとしている。






つらかった、くるしかった。

でも、まぶしいくらいに光を放ち、

輝き続けた「平成」に"さようなら"。

私はこの時代に生をうけ、

一生懸命に生きることができた。

そのことに感謝を。

貴方と過ごした時は

消えることのない思い出。

貴方という時代をこれからも忘れない。





どうなるかわからなくて不安である。

それでも、

希望が満ちている「令和」に"はじめまして"。

これから一緒に歩んでいこう。

私たちは同じ国に住み、

同じ時を過ごす仲間であるのだから。

左も右もわからないのは当然だ。

誰だって"はじめて"は何もわからない。

大丈夫、一緒にいい時代にしていこう。





別れがあれば、出会いもある。

出会いがあれば、別れもある。


そんな世の中を生きることで

悲しくなり泣いてしまうときもあるけれど

私は生まれたことに後悔はない。




さよなら、平成。

はじめまして、令和。















私は今日も生きていく。









  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る