第38話:優しさの音
雨梨目線____
蒼桜先輩のところに羅希先輩。奇龍のところに瑞樹。僕のところに凛音を乗せ、玄と合流した。
「とりあえず動けそうな残党は縛って動けないようにしておきました。」といち早く本部に報告するため先に木を伝って帰っていった。
「雨梨先輩…。」
「ん?目覚ましたの?」
「やっぱり雨梨先輩だ…。雨梨先輩の心臓の音してるから…。」
「凛音はそんな音も分かるの?」
「雨梨先輩の音は優しい音です…。蒼桜にぃとは違う優しさの音です。」
優しい…?
「先輩…?」
「なんでもないよ…大丈夫?」
「はい。」
「よく頑張ったね。凛音。」
基地に帰り2人と傷が開いていたが医務室に行くのを嫌がる奇龍を無理矢理医務室へ連れて行き、部屋に戻る。
「疲れた…。」
「お疲れ様です…。」
「瑞樹もね…。」
さっさと着替えてベッドに潜り込むとそのまま深く落ちていった。
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