第22話 ベルセルク

ベルセルクの話は絶対にしたい。ベルセルクは自分の中で漫画のオールタイムベストをつくるなら10本の指に入るくらいには大好きだからだ。


出会いは中学生の頃、友人の家で読んだとき。友人がとりあえず3巻から読みなよと言われて素直に読んだ。何かガッツっていう可哀想な少年がひねくれて反発しながらも仲間と出会い、ある意味セイシュンしてると思ったら。あるときゾッドという化け物が出てきた。


今でも覚えてるんだけど、西洋の歴史もの?みたいな感じだったので、3巻から読み始めると。急にゾッドが出てきた瞬間、その場にいた別の友人とファンタジー!!!と叫んだ!あれは何年経っても覚えてる。ゾッドが出たとき目いっぱいファンタジー!!!と叫んだ。楽しかったし、何より漫画も面白かった。


高校生になった。毎日お昼の学食代として500円を親から貰っており、ソレを我慢して。帰りに本屋でベルセルクを少しずつ少しずつ買い集めてた。


ショクが始まる前のセイシュン甲冑劇も好きだったし当然大好きだったし。けどその後の展開の断罪の塔の拷問は痛そうだなーとかも思ってたし。シールケ、ファルネーゼとか冒険し出したあたりから明確に萌えぽさも感じた。ヤングアニマルもちょこちょこ買っていたときもある。


狂戦士の甲冑を初めて纏って使徒と戦ったときのスピード感にカッケーーーー!!!!と心躍った。ガッツが飛び跳ねて斬りかかったシーンは興奮したし。今までのガッツと全然違ってワクワクした。


ショクの時は、かわいそーとか思ってた。


リアルタイム?で読み始めたときはエルフヘルムを目指して旅してた。あまりにゆったりしたペースでいつになったらエルフヘルム着くんだよと思ってたし、マジこんなん完結するわきゃねーだろと思ってたし。不謹慎な発言なのだが、ずっと長生きしてゆっくり描いてくれると思ってたてファンがSNSで言ってる人がいたが、自分はどっかのタイミングで突然終わると思ってた。本当に突然だったので、今は本当に苦しい。予想はしてたけど、やっぱり突然だったので苦しい。苦しい。マジで嫌だ


何のかんのエルフヘルムにはちゃんと着くしキャスカ復活するしで。一応物語のターニングポイントはきちんと通過したカタチの未完なので良かったのかな?て気持ちはあるし、本当にそう思ってるけど。苦しい事には変わりない。SNSを見続けてると嫌だ嫌だと駄々をこねたい。そんくらいには大好きだからだ。


映画の話を忘れてた。ベルセルクの映画を観に行った。観客が明らかに自分より遥かに年上のハゲ散らかしたおっさんばかりで、一番綺麗な表現を使うと凄い客層の濃い映画だった。その数年後に行ったゼーガペインの映画も似たような客層でぉおお!?となった。一言で言うと強者と一瞬で分かる顔ぶれだった。逆に?もっとオタクで一杯になるかな?と思ってたけいおん!の映画はリアル中学生の女の子たちがぺちゃくちゃしゃべりながらキャッキャしてたので、何かそれと真逆な印象が残ってる。ベルセルクの映画には。キャッキャしてるのはうるさかったが、自分もSTAR WARSエピソード2のときにヨーダつえーと友達とキャッキャしてたら、うるせえよとおっさんにキレられたので。自分は同じ事をできる気言える気はしなかった。今何の話してるん?



素直にご冥福をお祈りしますも作品をもっと読みたかったも言わなきゃいけない気がする。きちんとね。あるいは嫌だ嫌だと作品を通したセンチメンタル自分語りをしたい気がする。まぁしてるんだけど。


それ以上にうわぁ。。。うわぁ。。。マジで未完になるんかい、マジで未完になってしまった事実でぐちゃぐちゃになってしまう。


ベルセルクとはかなり長く付き合ってきた漫画なので、ありがとうで良いのかさようならでいいのか、嫌だ嫌だでいいのか分からない。長いこと読んでたし好きだったし。本当に長いこと読んでたし本当に好きだったしなぁ。


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