燃えとるやん!表紙の通りで草wー「Nothing to see here」

また他人と感想を分かち合えないものを聴いてしまった。

なんだこの話?

現代ファン…タジー?

上半身燃えてる子供の絵の表紙から想像してたのはドタバタ人間模様なんだけど。ほんとに燃える子供とチャイルドシッターの話だったー。いわゆる人体発火現象と違って自分自身はやけどしないやつ。「炎の少女チャーリー」みたいな。


あらすじ

リリアンは、シングルの母に育てられたあまり裕福でない女性。ある日学生時代の唯一の友達マディソンから仕事を依頼され、テネシーのマディソン宅を訪れます。久しぶりに会うマディソンは、次期国務長官の妻となっており、前妻の子供の世話を頼みたいということなのでした。しかし10歳になるこの双子、興奮すると身体から炎を発する特異体質で、屋敷の離れに隔離されていたのです。

継母であるマディソンにはティモシーという実の子もいて、二人のやっかいな継子の世話はできない。父親も国務長官の仕事に忙しい。リリアンが、そんな状況で難題をクリアしていく中で、子供たちとの信頼関係が生まれてくるのでした。


そんな話なんですが……

リリアンとマディソンの関係がちょっと理解し難い。リリアンは、マディソンとは初めはペンパルで、孤立してるけど学業優秀だったので奨学生として私立の全寮制の学校に入学。マディソンがマリファナを所持していたのが見つかり、お金持ちの父親は、リリアンの母親に僅かなお金を払って、そのマリファナが他の子のものであるとリリアンに証言させます。しかしそんな嘘がとおるわけもなくマディソンとリリアンは退学になり、それから何年も連絡すらしていなかったのです。なのに、呼ばれたらホイホイ遠方に出向く?リリアンは友達がいない孤独な女性で、表には出さないけどマディソンに依存している部分がある。対するマディソンは、金持ちのお嬢さんで負けん気が強い。二人が子供たちの前でバスケットボールのOne on one をプレイするシーンがあるんだけど、マディソンはリリアンに肘を叩き込むんだよね……。

マディソンの我が強いこと。リリアンは人生をもてあそばれてるよね。


でもリリアンはその仕事を辞めない。閉じ込められた子供たちを本屋に連れて行ったり、体が燃えた時の処理の仕方を考えたりしてね。でもその子たちの父親が、大統領になることになって、双子を全寮制の学校にいれると言い出す。それを聞いたリリアンは突発的に二人を連れて自分の家に帰ってしまう。そして、双子は彼女が育てると宣言。誰にも大事にされなかった女性は、双子を愛することで帳尻を合わせたかったのか?それにしても胸糞が悪い話だ。最後マディソンの実子のティモシーが、大統領就任式で燃え出すくらいじゃ帳尻が合わない気がする。新大統領たる双子の父も燃えてくれればよかったのに。







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