日本語の小説
幼女に乗り移った江戸時代の天才造形師が推理する~ドールズシリーズ
高橋克彦の「ドールズ 闇から覗く顔」を
10年以上の時を経て読む気になったのは、
麒麟屋さんの作品を読んでから。
骨董の話ってあったなぁ‥‥。
あ、そうだドールズってどうなった?って思いだしたの。たしか日本の骨董がらみで、江戸時代の生き人形製作者が、8歳の女の子の体に宿っていて、殺人事件を解決するっって話だったはず。
なんですが、なんと4冊も出ていて。一気読みして思ったことは‥‥。
骨董の話だったのは初めの方だけぇ!
人形師 泉 目吉センセー洞察眼鋭すぎぃ!
本体の筈の女の子の扱いが雑!話には
戸崎医師が作者の言いたいこと代弁しすぎ!
細工モノの蟹
蝋燭影絵
古式折り紙
などの古い文化を愛でる人間たちの犯罪を少女の体に乗り移っている江戸時代の人形師が解き明かしてるうちに、転生だの悪魔だのと段々と話が広がっていき、アンティークどころか江戸にタイムリープしようとする話になったりしてしまいました
いやあ、まさかこういう展開になろうとは。
転生ものだし、読みやすいし話自体は面白いんですが、期待してものとは違うものになってました。もっと骨董の魅力をストーリーとともに語ってくれるのかと思ってたので。
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