2020/11/9
漏らしていた感想。
デカダンス
非常に面白かった。日本でも欠かさず見た。ここ数年で随一。
世界観とキャラクタ、物語の速度と運び方、あと主題歌。
物語を最後まで把握した上で、最初に戻って議論をしたという作り方が効いていた。エウレカセブンもそうしてくれたら良かったのに。
万全すぎて、いつか振り返りたくなるかは分からない。
あと、これほど良いのに、さして影響が広がらないのは、青春でないことと、新機軸といったものが無いからであろうか、BNAも同じ感も。制作側としては、無論、良いのだろうけど。
私自身、四十不惑のカブラギに近く、年齢差あり、元気すぎる若いナツメと距離をおく感がよく分かる……その辺で、男女の心揺さぶるような恋愛は興らず、新機軸めいたものには至らなかったのだろうか。
デカダンス以後、心躍らせ見たくなるアニメやドラマが無い。
「三国志軍師同盟」は、一時帰国を挟んだこともあるが、物語展開自体に、作り物感が強く、Game of Thronsのような強さは起きなかった。
天晴爛漫
大陸横断レースもの、日本では見なかったが、最後まで眺めた。制作側の意気込みの強さを感じて好ましかったが、主人公天晴の造形が今一つ、合わなかった。
Save the Catの法則からすると、猫を救わなかった主人公である。
ジョン・ウィック3作
何てこった、おもしろい。
ひたすらぶっ殺して行くだけの話。スッカスカなのに、あんなにおもしろいとは信じられないほど。緩急のつけかたと、アクションは、いかにも現代最新。
3作目のパラベラムは、作り物感が強い。日本好きすぎるだろうと思われた。
ロードオブザリングの前日譚3作
長すぎる。1本にまとめたら良作になったかもしれないが、基本的に、筋書きが一本線で、おもしろくない。
心躍らせるドラマやアニメが無いので……でもないが、長慶伝は進んで、長慶になり、これから政長を殺す。
政長仕留めた後は、晩年を書いて完結か。
Hさんに送るタイミングを失っているので、完成させるしかない。
与四郎や連盛を再登場させるのが、これほど嬉しいこととは思わなかった。長編の愉しさが、ようやく見えてきた……カモシレナイ。
アメリカの選挙、どうも好きではなかった方が勝ちを宣言した様子を見るに付け、あまり好きではないなあという念、逆の感情を抱いていた人々は、4年間、こうだったのだろう、というか当事者であれば、より強いものであったのだなあと、ようやく得心が行った。
贔屓目に見れば、公家悪側に不法があったように理解されるが、宣言と各国の祝辞があれば、現職はもうどうすることもできぬと思われもする。
戦争は正義を訴える人が始めるかと思われ、2年くらいのうちに、戦争が起こるかもしれない。
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