SCP-7659 「慌てふためくコップ」

Object Class:Keter


特別収容プロトコル

SCP-7619は現在地下300mにある埋めてある扉の溶接された金庫にSCP-7619及び、影響を受けた複数の物質と共に保管されています。

SCP-7659の周囲半径100m以内に液体を入れることが可能な容器を置かないでください。また、100m以内で着衣していたものはその場で燃やしてください。


説明

SCP-7659は高さ15cm、直径8cmのガラス製のコップです。

SCP-7659はどこにでもあるようなコップです。入れた液体を強力な毒性のある液体に変換させます。入れた液体の味は変わりません。毒性はこの世にあるすべての物質の毒性よりも強力です。霧吹きのひと粒以下が服の上から触れただけで数分後に死亡します。これはどんな素材、何枚着てても防護服を着ても防げません。この毒は検知されず、血清を作ることは不可能と考えられます。


SCP-7659が危険な理由としては、SCP-7659は他の容器に影響を及ぼします。SCP-7659の周囲100mにある水を入れることができる容器をSCP-7619と同じ性質に変化させます。(変化させられた容器を総称してSCP-7659−Bと呼称)ショットグラスのような小さなものからプールのように大きさ問わず変化させます。また、これは微量の破片や欠片でも行われます。なお砕く、割る、溶かすなど(使った機材などは廃棄済み)しても、もとの形状に戻るため破壊は不可能と推測された。

生物の分泌する体液(唾液や粘膜、尿や涙、血液等)は変化させられないようです。しかし、服に液体がしみる、装飾品に液体が触れるなど、着衣していたものに液体が触れると毒性を帯びるようになります。おそらく、水を運べる可能性があるものと認識されるようです。そのため、装飾品は外して接触し、着衣していたものはその場で燃やして廃棄か、着衣をせずに範囲内に入る必要があります。

この性質によって、輸送していたエージェント【削除済み】名及び保管していた部屋を中心に活動していた職員【削除済み】名が死亡しました。この中には、変化させられたのに気づかずその後の他の任務中に使用したケースも含みます。計【削除済み】名を殺害した上、能力が制御不能のため接近を禁止します。


補遺

【削除済み】

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