かみさまのいうとおり



神様はいる


嘘つき呼ばわりされても譲らない

ぼくには神様が見える

みんなは信じていないけれど




神様はぼくのことが見えないようだ


ぼくがどれだけ伝えても

果実は愛想笑いの素敵な少女の物



どれだけ捧げても

綺麗な小石は力自慢の老夫の物



地に伏せ倒れても

涼しい木陰は嘘の上手なあの子の物




神様の公正な判断による不公平

信じるものは救われる?

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