第14話 スピードの魅力

人は色んな事が二極化するような気がします。

ゲームは好きかどうか。

スポーツは好きかどうか。

そして…車は好きかどうか。

車を移動手段と考えるか愉しみと思うかでまた乗り方が違いますよね。

義弟であるA君は昔から車大好きニイチャンで今現在はオッチャンになってるわけですが、とにかく車が大好き。

自他共に認めるスピード狂です。

一度娘が家族旅行にお邪魔した事があるのですが、高速をありえないスピードで走ったらしく、「二度と行かない」とすっかり怖がられてしまいました。

何でも途中から窓から見る景色が溶けて白くなってたらしい。

あまりに恐ろしく隣に座ってる私の妹である叔母に助けを求めたら…爆睡していて揺すっても起きてくれなかったそうです。

その家では日常茶飯事の出来事だったんですね。

私もノーサンキューかな。

チューバッカが運転してくれるなら乗ってみたいですが。


義弟は普段は穏やかな人なんですがハンドルを握るとスイッチが入るタイプなんでしょうね。

一心不乱にアクセルを踏み続ける彼もとても恐ろしく見えたらしいです。


なんでそんなにスピード出すの?と宿に着いてから娘が聞くと

「だって楽しいでしょ」と返ってたそうで。

分かる人には分かる話でした。


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