【其の五】
火の粉散らすは
県下の花火
火花散らすは
口喧嘩
惚れているのに
主の気持ちは
蜃気楼
君を釣りたや
祭りの晩に
糸もまつりで
絡み合い
ひらがなにすりゃ
読めもする
嫌いなお方
好きなお方は
水臭い
蟻が
芋虫ゃ
サバを読む
夏もさまざま
様子も変わる
これがほんとの
サマー変わり
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