第16話 ツンデレ美少女がヤン化する

男子「(どんな美少女でも暗い顔をすると、負のオーラが漂います。そして、それは隣席の美少女にも当てはまるようです。実は、今……田中さんが、すっごい暗い顔で、こっちを見てます。)」


女子「(最近、体の調子がすごく悪い。ぶっちゃけ……なんか妖魔をうまく操れてない……。)……あのねぇ今、地獄にいる気分なの。鈴木くんが幼女と歩いてるのを見たの。まさか、小学生を連れ回してるなんて、信じられない。夜道、気をつけてね。」


男子「夜道って……? まさか、妹と歩いてたのを勘違いしてらっしゃる? それっ幼女じゃなくて、妹です!」


女子「俺の妹がこんなに可愛いわけがない!」


男子「っ……へ」


女子「妹さえいればいい。」


男子「殺気まで出てきましたけど……。」


女子「(思ってもない言葉が、次々と口から出て行く……。あぁもうどうすればいいのょ。)」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る