第10話 上目遣い
女子「悩み聞いてくれる? 連休にね、私のことが大好きな、妹から温泉旅行に誘われてるんだ……。(嫉妬して、必死で止めてくれるよね?)」
男子「それって悩むこと?」
女子「だって妹は、私のことをエッチな視線で見てくるの。お風呂も一緒に入ってくるし、寝る時も一緒。(本当は、全部鈴木君としたいことだから……)私の本音は、鈴木君と、一緒にお泊まりしたい。今回だけなんだから感謝しなさいよ!」
男子「――急展開……。」
女子「だから、深夜に学校に忍び込んで、保健室でエッチなことしてあげてもいいんだから!」
男子「何言ってるんですか! 休みの学校、深夜、保健室……。人体模型が動き出したら、恐怖ですよ。」
女子「(うわっ、なんでそれに気づかなかったのかなぁ……。でもでも! 鈴木君だったら、もし人体模型が動き出しても……、妖怪が出ても……、そんなの簡単にやっつけてくれるよね? ――もしかしてだけど、能力……失ってる? だとしたら、私のミスじゃん。ここは、何も知らないふりをして返答した方が良さそうね。)その時はきしむベッドでガクガク3Pだね。」
男子「ただのホラーじゃねえか!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます