後悔先に立たず
思えば反省点の多い人生だ
思い立って出立し、新天地にて己の夢を語り目指した
数年後それが本当に夢なのかわからなくなり一度休憩を兼ねて距離を置いた
そこから数年、惰性極まりない生活を送りその中で様々な人間と出会い関係を気付き別れてきた
自分でも考える
「どこで間違ったのか。」
一つ一つのターニングポイントで選択を全て間違えたのではないか?
どこがミスだったのか?
考え、悩み、前を向いているかすらもわからなくなる
何処を見ても不安と暗闇とそれらばかりで誰も信用できない、何も心に置けない
あの発言は良かったのか?その行動は必要だったのか?故郷に居た方がよかったのでは?休憩を取らずずっと苦しいがやりがいのある生活をしているべきだったのではないか?
「後戻りはできないから。」
自分に言い聞かせて何度も前だと思って居場所を向く
やっと己を見てくれる人と出会ったと思った
だが幻影で幻覚で虚無だった
信じて、好意を寄せて、最終的に幸福にしてあげたいとおこがましくもそう考えた
自分に出来る事なんて大したことはない、幸福を約束も出来ない、あの発言は自分を守るための言い訳であり、相手が離れやすいように言った
いつも二択をミスする
何処へ行っても、何をやっても、どちらかを迫られる
ああ、いつまで経ってもミスばかりだ
後悔は先に立たない
あの時幸福にすると言い切っていれば、あの時諦めきれないと奮い立ち休憩を挟まなければ、あの時故郷を出なければ、あの時夢を持たなければ
そう何度も何度も考える
考えるだけ無駄で意味が無くてそれでも頭の中をぐるぐると回っている
わかっているのだけどそうはできないのが人間という生き物だ
強くないから弱さが分かる、強いから弱さが分からない
両者は相容れない
だから誰に言っても禅問答にしかならない
解決できるのは自分で他人には解決も変えることも出来ない
「ここから人生を変えよう。」
思い立つ自分
しばらく頭を抱え何事も考えると思うがうまく付き合っていこう
自分という人間と自分という弱者と
変わらない事は悪なのだと自分に言い聞かせ、前だと思う方向へ進もう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます