おれの夢

じいちゃんの小さな背中が、大きな太陽を倒しました。

あたりが夕焼けに包まれていく中で

夢を見たんだ。


よく覚えてないけど、なんか死ぬ系のあれだよ。

それで思い出したんだ。


おれには役目がある。

前に見た夢の中で、

自分と会った時、そいつはデザイアって名乗ってた。


デザイアは俺のことが大嫌いで、殺されそうになったのを今でも覚えてる。


夢は真相心理を見せてくれるって、頭の良い人が言っていたから、

よく心を込めて作ったものには魂が宿るっていうのもそう。


だからおれは創作をする。

おれから出た後のデザイアは役目を失うけどいいんだ。

大きすぎるデザイアを、大量のナニカに移すことが役目。


姿形はなんでもいい。

それが集まって街になる、名前は。

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