廃材シティ

みんな逃げて!と頭を割る金属音と同時に、

空からは黒い雨が、

いや、火山灰が降っている。


街灯は意味をなさず、いきなりの黒。

話せば夢は現実にならず、なんて嘘。


道路にいる 屍とビルが、がむしゃらに倒れて、

みんなで東京を構成していく。


そのみんなに取り残されたぼくらで

残した、味のない病院食をたべよう。

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