メールで送られて来た謎の暗号文の解読、これだけの分析をよく考えたな！と驚嘆しました！

佑介、弘務、茜のメインキャラクターたちの友情と活躍に加え、

真行寺というユニークな、もう1人の主役となるようなキャラクターの登場によって、ストーリーに面白さが加わっていきました。

また、家庭環境なども丁寧に描かれていて、作品に深みを与えていたと思います。

それだけに、
”肩透かしを喰らった気分のまま家に向かってペダルを踏む”
とありましたが、怪メールを送って来た人物とその動機の部分が惜しまれます。

“ーー可能性に向かって努力した人間には、必ずなんらかの褒美があるはずだ。いや、あることを信じて挑戦しようじゃないか”

と言った真行寺の言葉が心に響きました。