第4話 学級委員

「バカなんじゃないの?コミュ障君みたいな人を?(笑)」


そういう彼女の表情は全くの別人の様だった。

その彼女の態度に小宮は怒るどころか怯えた様子で


「そ、そっか、そうだよね。キモかったよねごめん。ちょっと今日は先に帰るね」


小宮はその場を逃げるように走り去ろうとした時


「待って」


と犬塚の声ではない見知らぬ声が小宮の足を止めた。


「犬塚さん、それは流石にひどすぎるよ。小宮君が可愛そうでしょ」


そう言って小宮に同情をし犬塚を責めたのは帰りのホームルームで決めた学級委員の

相坂あいさか さやさんだった。

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