第6話 いつかはキミと再会出来るよ 僕編2
何か僕は、ふわふわした気持ちで、なんとなく、もういいや、ようやく楽になれるんだって、今は何も苦しくないやっていう気持ちになって、意識が遠のいていくのが、それこそなんと無く理解‥という『ニンシキ』をしていた。
僕は全てが怖くて、脚をバタつかせながらニンゲン共を寄せ付けたくなくて、全てイヤで、でも全てがどうでも良くて‥僕の中で『イヤ』が占めて、全てから逃げたい衝動が占めている。
ただ、遠い『イシキ』の中で、遠ざけていたニンゲンの中から、ある『ニンゲン』が急に立ち寄って来たのが、うっすらとわかった‥
それがどうしようもなくイヤで、脚をバタつかせながら、『あっちいって』と叫び‥というか、声にならない叫びを僕は挙げていた。
でもその『ニンゲン』は、そんなのお構い無しに、『ボク』を拾い挙げ、しかも抱っこしてくれた‥
今までの『ニンゲン』達は、お母さんや僕をずっと『イジメ』抜いてきた‥ずっと『イヤ』なことを、ほんとうに『コワイ』ことを押し付けてきた‥
それがひたすらアタマの中で、走馬灯の様に僕の中で駆け巡り、『コワイ』がいっぱい僕の中に入ってきて、抱っこしてくれたニンゲンに、イヤイヤをして、僕を離してとお願いする。
でもそのニンゲンは、そんなのお構いなしに、さらにギュッと抱っこの力を強くすると、僕はもうどうでもいいや‥もう楽になりたい‥でもあったかいよ‥今まで悲しいことばっかりだったけど、このあたたかいニンゲンの中で消えても、それはそれでいいや‥またお母さんに逢いたいな‥
って、うっすらと、それこそ真っ白な意識の中で、僕が僕じゃない様な‥『ユメ』の中の様な『イシキ』の中で、僕はなんと無く、僕を抱っこしてくれているニンゲンを見ていた。
そのあと、抱っこしてくれたニンゲンは、僕を何か大きな鉄の塊の何かに、僕を連れていき乗せてくれて、鉄の塊の中に僕をそっと抱っこを解いて、横たえさせてくれた‥
横たわった僕はジッとニンゲンを見て、眼の前に見えたニンゲンの手を『ありがとう、もう僕をハナシテお願い‥あと僕を嫌がらずに抱っこしてくれてありがとう。もう楽にして欲しいんだ‥最後にあたたかかった‥本当にありがとう‥』と、ココロと眼で、僕の側に居てくれているニンゲンに訴えかけながら、ペロペロどニンゲンの手を舐め続けた‥
それに気付いたのか、ニンゲンは眼をハッとさせながら、何故か眼からミズを出しながら、僕に手を伸ばし身体を引き寄せ、僕を真正面に見ながらギュッとして、カラダじゅうが痛かったが、でもなんと無く不思議に安心出来て、何か白いイシキが、僕を支配し始め、そのままその鉄の塊の中の柔らかい床で、僕はイシキを手放した‥
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