第64話 距離感。

年々なのですが、

パーソナルスペースというものに

すごく敏感になってきています。


私のパーソナルスペースに入っても何とも思わないのは、息子のみ。


まぁ入ってきたら何かしら言ってしまうものの、夫もまぁ良しとして。(!?)



とはいえ、公共の場では

そんな事は仕方ないことなので

特に何とも思いません。

それこそ、友人とは隣に座るし

知らない人にとだって電車でそうなるし。


でも、ここでこの距離の近さおかしくない?

って人、たまにいませんか?


例えばめちゃくちゃ空いている電車で

近くに来る人。


前にもちょこっと書いたのですが、

その昔、私が友人3人で仕事帰りに電車に乗っていた時のこと。


空いているのに、私の目の前に小太りな20代くらいの男性が乗ってきました。

その時点で「えっ何!?」と凍りついた訳ですが、そこでこれ見よがしに移動するのも

怖かったので何も気にしないフリを装いました。


すると、

その男は、つり革を掴んでいた手をそのまま下げて、まるでたまたまその先に私の鼻があったかの様に鼻をスーっと触りながら手を下ろしたのです。


えっ!?なに!?なに!?

と私はパニック!!

友人もパニック!!

3人とも言葉になりませんでした。


その内、空いた座席があったので

友人が「あっ!あっち空いたよ。座ろう!」と機転を利かせてくれたので、

逃げる様に3人で移動しました。


すると、まさかまさかのその男まで着いて来たではありませんか!!


そして、やはり座った私の目の前に立ち、

私が「ひぇぇー」と思っていると

急にしゃがみこんで持っていた自分のボストンバッグの中をゴソゴソし始めました。

座っている私の目の前で。


もしやナイフでも出すのでは!?と

恐ろしく思っていると…


ちょうど電車は駅について停車し、

その男はそそくさと電車を降りて行きました。


扉が閉まった途端、

私たちは「今のは何?!」「ねむこちゃん鼻触られたよね!?」「ねむこちゃんが刺されるかと思った」と急激に今起きた出来事を

喋りまくり。

だって、その男のせいで

すっと黙っていたもんだから。


結局、その男が何をしたかったのかは分かりませんが、私が鼻をスーっと触られたのは事実。

最後はみんなで笑いが止まらなくなりました。


こんな風に猛烈におかしな人も

いますが、 他にも気になる距離感の人が時々います。


スーパーで私がレジ打ちしてもらっているのに、何故か次の人がお金を置く場所くらいまで私の隣に張り付いている場合があります。


えっ、まだ私でさえ払ってないのに何故…?


どう考えてもおばさんなので、

(私より年上のおばさん)

危険性は感じないものの

この人の距離感どうなっているんだ!?

と不思議に思います。

しかも、結構いる。

やはり、私存在感が無さ過ぎて見えてない!?


あとは、実際の距離ではなく

心の距離感。

これって1番私は大事にしています。


なるべく察したい。

あ、私違う?と思ったら近付かずに

引いているつもりです。


一応、そこはかなり気をつけているつもりですが、もし近いぞ!と思う方がいらしたら

やんわり遠回しに教えてくれるか、

後退りして離れてくれたら

私、気付けるはずですので!!


と心でいつもそう思っています。



でも、何卒やんわり遠回しにでお願いしますね〜。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る