第34話 「明日はまだ失敗の無い新しい日」


ちょうちん袖はご存知でしょうか。

ちょうちんブルマもありましたね。


残念ながら、

私の時代は普通のパンツの形状の紺色ブルマでした。

ちょうちんブルマだったら、

どんなに良かったか…。


何はともあれ、

ちょうちん袖が好きです。

パフスリーブってやつ。


子供の頃から好きでしたが、

母が小ざっぱりしたスポーティーな格好が

好きな人だったので、

私の選ぶ服はいつも却下でした。


真っ赤な花柄のワンピースが欲しくて欲しくて、でも買ってもらえなかった記憶が今でも忘れられません。

勿論、パフスリーブも同じく。


子供時代の服についての記憶は大体そんな感じなのです。


その反動からか、

今でもパフスリーブには弱い。


そして、パフスリーブを見ると

赤毛のアンのエピソードを思い出します。


アンがマリラに「パフスリーブが着たい」と言うと、「あんなものは虚栄心の塊です」と

ピシャリと言われてしまう。

でも、それを聞いていた優しいマシューはアンにパフスリーブのドレスを買ってあげるのでした。


…「虚栄心の塊」

でも、魅力的なんだよねー。


抗いきれず、何とか大人でも大丈夫な位の

パフスリーブを今も買ってしまいます。


ちなみに、赤毛のアンの中の言葉で1番好きな言葉があります。


「明日はまだ失敗の無い新しい日」


孤児院から老兄妹の元に引き取られたアンは

毎日何かしらをやらかすのです。


本当は孤児院から男の子をもらうはずだった

老兄妹のマシューとマリラに、ここに置いてもらえる様に気に入ってもらいたいのに。

毎日失敗ばかり。


そんな落ち込んでいるアンに、

担任の先生が言ってくれるのです。


「明日はまだ失敗の無い新しい日」


どんなに今日ひどい失敗をしたとしても、

明日はまだまっさらな新しい日。

失敗もしていない。

だから恐れなくても大丈夫。



私も不器用で失敗ばかりの人間なので、

何かをやらかしてしまった日には、

この言葉を寝る前に心の中で

まるで唱えるようにして眠っていた日々もありました。


ちなみに、赤毛のアンは最初は本ではなく、

映像で見て好きになりました。


プリンスエドワード島。

憧れ過ぎて、ガイドブックを眺めていた事も

ありました。


それが、最近息子の為に世界地図をトイレに貼ってあるのですが

プリンスエドワード島(南アフリカ)と書いてあり、驚愕!!


ずっとカナダの島だと思っていた〜!!


っておツムの弱さがバレますね(笑)


こうなると、

赤毛のアンエピソードも

記憶違いがある予感。


最初に謝っておきます。


私の記憶はいつも曖昧なので、

間違っていた場合はお許しください。



その時はまた

「明日はまだ失敗の無い新しい日」

と唱えて眠るしかありません(笑)


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