第71話 パパ②

 簡単に今の状況になったのを説明する。

 俺は桜井さんに三回目の告白をした。

 それで桜井さんと手を繋いで結婚式場の外に出た。

 そして、外にいた警察官の指示されて警察車両に乗った。

 このまま刑務所まで連れて行かれる事は別に心配してなかった。

 刑務所で桜井さんと一緒になれるのならば。

 俺と桜井さんを乗せた警察車両が発進しようとした時、前から何台もの黒い車がきた。その黒い車から囲われる様にリムジンが走ってきて警察車両の目の前に止まった。

 リムジンから降りてきたのはなんと、龍樹だった。

 龍樹の次に降りてきた人が警察官と少し話すと俺と桜井さんは警察車両から降ろされた。

 「君が、裏の世界を牛耳ぎゅうじっている者か?ぜひ今後ともお付き合い出来たら良いと思ってるよ」

 などと、よくわからない事を言ってき握手をしてきた。

 全く状況が掴めない。

 「パパ!」

 さっきまで気絶していた新郎が大声で言う。

 この人は新郎のお父さんだった様だ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る