第57話 無力③
「そうだったの…。仕事を取って来るタイミング私悪すぎでしょう…」
事の経緯を千原さんに説明すると千原さんは自分のタイミングの悪さに嘆いていた。
「それで君たちは優希くんを探しにわざわざアメリカに来たんだって…なんていい友情なの…」
千原さんは次は泣いていた。…喜怒哀楽が激しい人だ。
「よし。じゃあここは私にも手伝わさせて。ハリウッドに入れる様にするから」
そう言って走り去ってしまった。走り去ったと思ったらすぐに戻ってきた。
「これを首にかけたらハリウッドに入れるから。頑張って優希くんを探して」
「…千原さんはどうするんですか?」
「私は…他の用事があるんだ。あとは任した」
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