第31話 ハワイで勝負③

「ルールを説明するわ。ここに四つのスイカがあるわね。これを一人一つ隠すの。スイカを割った人は1ポイント。そして、1位と2位には豪華景品があるわ。何か質問は?」

光が聞くと相馬が質問した。

「目隠しはするんですか?」

「目隠しはしないわ。バー○ボックスチャレンジが問題になっていたの覚えてないの?」

説明しておこう。バー○ボックスチャレンジは映画「バー○・ボックス」の劇中に人々が目隠しで街中を歩く、車を運転するなどを真似して現実でチャレンジすることだ。

危ないので絶対にしてはいけないと思う。

「はい」

「なに、優希?」

「どこまでの範囲で隠していいんですか?」

俺が質問すると光は少し考えてから、ホテルから見える範囲と答えた。

そのほかにも人の家に隠してもらはない。海に隠さない。すなはまに埋めない。そして、隠したスイカが見つからなかった人は特別2ポイントなどの細かいルールを決めていった。

「今が9時45分だから、10時にここに集合ね」

俺たちは一旦スイカを隠すために離れた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る